• 6月 24, 2021
  • 1月 11, 2025

認知症診断に画期的なニュース

~早期診断、早期治療につながると期待~

昨日、アルツハイマー型認知症の原因とされるタンパク質「アミロイドベータ」が脳内にどれだけ蓄積しているかを血液で分析する医療機器が島津製作所から発売されたという画期的な報道がありました。

https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20210623-OYO1T50005

「アミロイドベータ」の蓄積の程度により、アルツハイマー型認知症になるリスクも予測できるようになるようです。

本邦では、高齢者がここ数年で急増しているため、認知症患者も増加の一途をたどっています。

当院でも長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)を用いて、積極的に認知症検査を行っております。

HDS-R検査で認知症の疑いが見られれば、全例、頭部MRIにて精査し、認知症が進行しないよう治療を開始しています。

頭部MRIに加えて、この「アミロイドベータ」の蓄積の程度を知ることができれば、より早期に認知症の鑑別診断を行いやすくなります。

そして早期治療に結び付くものと期待されます。

当分先の話になるかと思われますが、この医療機器が実用化されれば、もちろん検査を開始する予定です。

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