• 1月 18, 2026

「胃カメラで異常なし」と言われたのに胃が痛い。冬のストレス胃痛「機能性ディスペプシア」かもしれません

はじめに:「気のせい」ではありません。その痛み

お正月休みも終わり、新しい一年が始まりましたね。

希望に満ちた季節である一方で、知らず知らずのうちにストレスが溜まりやすい時期でもあります。

「最近、みぞおちがキリキリ痛む」

「食事をすると、すぐにお腹がいっぱいになって苦しい」

心配になって胃カメラ検査を受けたけれど、医師からこう言われて途方に暮れていませんか?

「きれいな胃ですね。異常はありません」

「異常がないと言われても、実際に痛いのに…」

そう悩んでいるあなた。その症状は「気のせい」でも「ただの精神的なもの」でもありません。「機能性ディスペプシア」という、ちゃんとした病気の可能性があります。


1.機能性ディスペプシアとは?

機能性ディスペプシアとは、胃がんや胃潰瘍といった「目に見える異常」がないにも関わらず、胃の不快な症状が慢性的に続く病気です。

かつては「神経性胃炎」や「ストレス性胃炎」として片付けられてしまうこともありましたが、現在は胃の「機能(働き)」や「知覚(感じ方)」に問題がある病気として、正式に治療の対象となっています。

車に例えるなら、「車体(胃の見た目)は傷ひとつなくピカピカだけど、エンジン(胃の働き)の調子が悪くてうまく走れない」状態です。


2.なぜ「冬」に増えるのか?

新しい年を迎えて、この病気が増える大きな原因の一つが、「脳腸相関(のうちょうそうかん)」です。

脳と胃腸は、自律神経のホットラインで繋がっています。

新年を迎えて、緊張や不安、環境の変化などのストレスを脳が感じ取ると、自律神経が乱れます。すると、その信号がダイレクトに胃に伝わり、以下のような不具合を起こすのです。

1.胃が動かなくなる(運動機能障害)

食べたものを送り出す動きが鈍くなり、いつまでも胃に残っている感じ(胃もたれ)がします。

2.胃が敏感になる(知覚過敏)

胃が神経質になり、普段なら何ともない少量の胃酸や、胃のわずかな広がりに対して「痛み」として過剰に反応してしまいます。


3.当てはまったら要注意!4つのサイン

以下の症状が続いていませんか?

これらは機能性ディスペプシアの代表的な症状です。

□ 食後の胃もたれ(食事がいつまでも残って重苦しい)
□ 早期飽満感(食べ始めるとすぐお腹いっぱいになり、完食できない)
□ 心窩部痛(みぞおちのキリキリする痛み)
□ 心窩部灼熱感(みぞおちが焼けるように熱い)

4.諦めないで!治療で良くなります

「異常なし」と言われたからといって、我慢する必要はありません。

機能性ディスペプシアは、適切な治療を行えば改善が期待できる病気です。

当院では、患者様の症状に合わせて以下のような治療を行います。

お薬による治療:

・胃の動きを改善する薬(アコファイドなど)
・胃酸の分泌を抑える薬
・漢方薬(ストレス緩和や胃腸の調整)

生活習慣のアドバイス:

・睡眠を十分にとり、自律神経を整える
・よく噛んで食べ、胃の負担を減らす
・脂っこい食事や刺激物を控える


まとめ

「検査で異常なし」は「病気ではない」という意味ではありません。

それは、「がんや潰瘍などの悪い病気ではなかった」という安心材料であり、「機能性ディスペプシア」という診断のスタートラインでもあります。

冬の胃痛やお腹の張りにお悩みの方は、一人で抱え込まずに当院へご相談ください。

痛みのない、美味しい食事が楽しめる毎日を取り戻しましょう。

医療法人社団好也会 さいとう内科クリニック
医療法人社団好也会 さいとう内科クリニック 外観
院長
斉藤 雅也
診療内容
内科・消化器科
住所
〒651-2412
兵庫県神戸市西区竜が岡1-15-3(駐車場18台あり)
(旧:森岡内科医院)
電話
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携帯
080-7097-5109
電車
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駐車場
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