• 8月 27, 2025

芸能人の熊谷真美さんも苦しんだ!アニサキス症の恐怖と正しい対処法

皆さん、こんにちは。神戸市西区のさいとう内科クリニックです。

最近、タレントの熊谷真実さんがアニサキス症で救急搬送され、激しい腹痛に苦しんだというニュースが大きな話題になりました。早朝の激痛に耐えかねて病院へ向かい、最終的に胃カメラでアニサキスを摘出したそうです。ご本人が「こんなに痛いの。アニサキス」と語るほどの激痛。想像するだけでも恐ろしいですよね。

アニサキス症は決して他人事ではありません。今回は、熊谷さんの事例も踏まえ、アニサキス症の症状、予防法、そして当院での内視鏡検査について詳しく解説します。


アニサキス症とは?なぜ「経験したことのない激痛」が起きるのか?

アニサキスは、サバ、アジ、イカ、サケ、カツオなどの魚介類に寄生する線虫の幼虫です。この幼虫は通常、魚の内臓にいますが、魚が死ぬと筋肉内に移動することが知られています。

生の魚介類や加熱が不十分な魚介類を食べることで、生きたままのアニサキスが体内に入ります。アニサキスは胃や腸の壁に頭を突き刺すように食い込み、これにより激しい痛みを引き起こします。この痛みは、「キリキリと刺すような痛み」「胃をえぐられるような痛み」と表現されることが多く、痛み止めが効きにくいのが特徴です。

また、アニサキスはアレルギーの原因にもなります。じんましんや呼吸困難、場合によってはアナフィラキシーショックといった重篤な症状を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。


アニサキス症を疑ったらすぐに「胃カメラ」を

「生魚を食べた後、数時間から十数時間後にみぞおちや上腹部が激しく痛む」
「吐き気や嘔吐を伴う」
といった症状が出た場合、アニサキス症を強く疑う必要があります。
熊谷さんの場合も、内科医の夫が「絶対アニサキスだ」と判断し、迅速に病院へ向かったことが早期回復につながりました。

アニサキス症の診断と治療には、内視鏡検査(胃カメラ)が最も有効です。胃カメラで胃の内部を直接観察し、胃壁に刺さっているアニサキスを専用の鉗子(かんし)という器具で取り除きます。虫体を取り除くことで、痛みが劇的に和らぐことがほとんどです。

さいとう内科クリニックでは、消化器内視鏡専門医として、アニサキス症が疑われる患者さまに対し、迅速に内視鏡検査を行い、診断・治療に対応しています。患者さまの負担をできる限り軽減するため、ご希望に応じて鎮静剤を使った苦痛の少ない検査も可能です。


ご家庭でできる予防策の再確認:醤油、わさびは効果なし!

美味しい魚介類を安全に楽しむために、ご家庭でできる予防策を再確認しましょう。

冷凍処理: マイナス20℃以下で24時間以上冷凍すれば死滅します。
・加熱処理: 70℃以上で数秒間加熱すれば死滅します。
・目視で確認: 調理時や食事前に、魚の身に付着している白い糸状の幼虫がいないか、しっかり確認しましょう。

【注意!】
酢、醤油、わさび、塩ではアニサキスは死滅しません。「しめ鯖だから大丈夫」「わさびをたくさんつけて食べたから安心」というわけではありませんので、ご注意ください。

さいごに

アニサキス症は、早期に適切な処置を行えば回復が見込める病気です。
「生魚を食べた後に激しい胃痛が…」と心当たりのある方は、我慢せずに、できるだけ早く当院にご相談ください。つらい症状から一日も早く解放されるために、適切な対処を心がけましょう。

医療法人社団好也会 さいとう内科クリニック 078-967-0019 ホームページ