- 9月 2, 2025
【重要なお知らせ】10月1日からの新型コロナウイルスワクチン定期接種について
昨年より費用はかかるけれど、命と健康を守るために

さいとう内科クリニック院長の斉藤雅也です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。 さて、今回は皆さまにとって非常に大切な情報、10月1日から始まる新型コロナウイルスワクチン定期接種についてお伝えします。
10月1日からのコロナワクチン接種、どう変わる?

神戸市民における高齢者・重症化リスクの高い方の新型コロナワクチン定期接種についてです。昨年度(2024年度)まで国の補助により3,000円で接種可能だった新型コロナウイルスワクチンですが、2025年10月1日からの定期接種では国からの補助が減額となり、接種料金が8,000円に変更されました。費用面でのご負担は増えますが、ご自身の健康、そして大切なご家族や社会を守るために、ぜひ接種をご検討いただきたいと思います。
対象者(接種料金が8,000円)
- 65歳以上の方
- 60歳~64歳の障害者手帳1級相当の方
対象期間
2025年10月1日から2026年1月31日まで
接種回数
1回
接種料金
8,000円
ただし、以下のいずれかに該当する方は無料
- 生活保護世帯
- 市民税非課税世帯
- 神戸市発行の「公害医療手帳」をお持ちの方
- 特定中国残留邦人等支援給付制度の受給者
無料となる対象の方は、「無料となる場合の証明書類」を医療機関の窓口で提示して下さい。
64歳以下の方は昨年度と同じく14,000円
なぜ今、コロナワクチン接種を推奨するのか?

費用面でのご負担が増えると、ワクチン接種をためらう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、当院では、接種料金が昨年度よりも高くなったとしても、特に65歳以上の方や基礎疾患をお持ちの方には、重症化予防や後遺症予防としてコロナワクチン接種が必須であると考えています。
その理由として、当院でのこれまでの経験があります。
- 昨年、当院では350名の方にコロナワクチン接種を実施しました。
- ワクチン接種をされた方は、万が一新型コロナウイルスに感染したとしても、軽症で治っているケースがほとんどでした。
- さらに、新型コロナウイルスによる後遺症として知られる、寝付けないほどのひどい咳が続いたり、味覚障害、嗅覚障害で悩むケースはゼロに等しかったです。長引く咳は感染後咳嗽や咳喘息など様々な原因が考えられますが、コロナウイルス感染後にも起こりえます。ワクチン接種は、これらのつらい後遺症のリスクを大幅に軽減する効果が期待できます。
この実績からも、コロナワクチンが重症化や後遺症を防ぐ上で非常に有効であることが伺えます。
さいとう内科クリニックでの接種について

当院では、本年度も、高齢者・重症化リスクの高い方に積極的に新型コロナウイルスワクチン定期接種を行います。基礎疾患がない64歳以下の方にも接種をお勧めしています。
いつでも接種可能
ワクチン接種のみであれば、診察時間内に予約無しでいつでも接種できます。診察を受けられる方は、診察のついでに接種もできます。
他ワクチンとの接種間隔
コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種間隔に制限はありませんが、それ以外のワクチンを接種する場合は14日以上空ける必要があります。
皆さまへのお願い

新型コロナウイルス感染症は、依然として私たちの生活に影響を与えています。特にこれからの季節は、インフルエンザなど他の感染症との同時流行も懸念されます。 昨年冬は新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行により大変困った状況に陥りました。
ご自身の健康、そして大切なご家族や周りの方を守るためにも、ぜひ今一度、コロナワクチン接種をご検討ください。当院ではコロナワクチン定期接種に予約は不要です。診療時間内に、当院窓口でコロナワクチン定期接種希望とおっしゃって頂けましたら助かります。
ご不明な点やご不安なことがございましたら、どうぞお気軽に当院までご相談ください。スタッフ一同、皆さまの健康をサポートできるよう、心よりお待ちしております。