• 12月 8, 2016
  • 1月 10, 2025

新しい糖尿病治療

あともう少しでお正月ですね。

食べては寝てを繰り返して過食に陥りやすい時期だと思います。

糖尿病を患っている方は一番体調を崩しやすい時期とも言えます。

ここ最近、糖尿病治療が格段に進歩しており、膵臓のインスリン分泌能が保たれている重度の糖尿病患者さまには嬉しい新しい治療が始まっています。

GLP-1アナログ注射という、低血糖リスクが少なくかつHbA1cを大きく改善できる薬が登場し、インスリン注射をせずとも劇的に血糖値が改善するケースがみられています。

当院では、血液検査で膵臓のインスリン分泌能を評価させて頂いた後、分泌能が保たれていると判断した場合において、重度の糖尿病患者さまには、インスリン注射ではなく、GLP-1アナログ注射を積極的に行っております。

もちろん、内服加療を優先して行っておりますが、内服加療での治療効果には限界がありますので、GLP-1アナログ注射が大きな意味を持っています。

GLP-1アナログ注射を行うことで、当院ではなんと、糖尿病の改善のみならず、脂肪肝による肝障害をも改善しうることが分かってきました。

治療は内服や注射だけではありません。やっぱり原点は食事療法だと思います。

年末年始も腹八分目、お餅やぜんざいの食べ過ぎには注意しましょうね。

医療法人社団好也会 さいとう内科クリニック 078-967-0019 ホームページ