- 2月 10, 2026
消化器内科医が本音で避ける「食品添加物」ワースト7 ~腸内環境と健康を守るために~
はじめに

こんにちは。
神戸市西区のさいとう内科クリニック院長の斉藤雅也です。
診察室で患者様から、
「体に良い食事を心がけたいけれど、何から始めたらいいですか?」
「裏面の表示を見ても、カタカナばかりでよく分からない…」
といったご相談をよくいただきます。
毎日口にするものが、私たちの体を作っています。
スーパーやコンビニに並ぶ食品は便利ですが、その中には腸内環境を乱し、将来的な健康リスクになり得るものも含まれています。
今回は、数ある添加物の中でも、特に消化器への影響や健康リスクが懸念され、私自身が避けるようにしている「ワースト7」をご紹介します。
医師が避けるようにしている添加物ワースト7をご紹介

1位:人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK)
「カロリーゼロ」「糖類ゼロ」の謳い文句に惹かれていませんか?
これらの人工甘味料は、砂糖の数百倍もの甘さを持ちながら、人間の消化酵素では分解されず、そのまま腸に到達します。
- 腸内環境の破壊: 腸内細菌のバランスを崩し、悪玉菌のエサとなって「腸漏れ(リーキーガット症候群)」のリスクを高める可能性があります。
- 脳の混乱: 「甘いのにカロリーが来ない」という矛盾した信号が脳を混乱させ、食欲のコントロールを乱したり、逆に太りやすくなったりするリスクも指摘されています。
- 発がん性の懸念: アスパルテームについては、WHO傘下の国際がん研究機関(IARC)が発がん性の可能性を示唆しています。
2位:亜硝酸ナトリウム(発色剤)
ハム、ソーセージ、ベーコン、明太子などの色を鮮やかに見せるために使われます。
「おいしそうな色」の裏側には、大きなリスクが潜んでいる可能性があります。
- 発がん性物質の生成: 肉や魚に含まれる「アミン」という物質と反応し、「ニトロソアミン」という強力な発がん性物質に変化する可能性があります。
- 酸素欠乏: 血中のヘモグロビンと結合し、酸素を運ぶ能力を低下させるリスクも指摘されており、特に乳幼児や高齢者は注意が必要です。
3位:合成保存料(ソルビン酸K、安息香酸Na)
お弁当、お惣菜、練り物、清涼飲料水など、腐敗を防ぐために広く使われています。
これらは強力な「抗菌剤」としての側面を持っています。
- 善玉菌への攻撃: 腸内の細菌たちにとって、これらは「殺菌剤」のようなもの。悪い菌だけでなく、大切な善玉菌まで攻撃し、腸内フローラを荒らしてしまう可能性があります。
- 発がん性物質の生成: 安息香酸Naは、ビタミンCと一緒に摂取すると「ベンゼン」という発がん性物質を生成することがあります。
4位:合成着色料(タール色素:赤色〇号、黄色〇号など)
お菓子、漬物、清涼飲料水などをカラフルに彩る着色料。その多くは石油製品から作られています。
- 腸へのダメージ: 腸内細菌によって分解される過程で生じる物質が、腸の粘膜細胞のDNAを損傷したり、炎症を引き起こしたりするリスクが報告されています。
- 海外では規制も: 欧米では発がん性や子供の行動障害(ADHD)との関連が疑われ、使用が禁止・制限されているものもありますが、日本では認可されているケースがあります。
5位:防カビ剤(OPP、TBZ、イマザリル)
輸入レモン、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類に使われることが多いです。これらは収穫後に散布される「農薬(ポストハーベスト農薬)」の一種です。
- 発がん性と催奇形性: 動物実験で発がん性や催奇形性(胎児への悪影響)が指摘されています。皮を剥いて食べても、果肉に成分が浸透している可能性があります。皮ごと使うレモンティーやカクテルなどは特に注意が必要です。
6位:臭素酸カリウム(パン生地改良剤)
パンをふっくらさせるために使われますが、かつて発がん性が指摘され、海外では使用禁止の国も多い添加物です。
- 発がん性の懸念: IARC(国際がん研究機関)により「ヒトに対して発がん性があるかもしれない」グループに分類されています。日本では最終製品に残存しないことを条件に使用が認められていますが、不安が残る添加物の一つです。
7位:リン酸塩(結着剤、乳化剤など)
ハムやソーセージの食感を良くしたり、プロセスチーズの乳化剤として使われます。
- カルシウム吸収の阻害: 過剰に摂取すると、体内のカルシウムと結びついて排出してしまい、カルシウム不足や骨粗鬆症のリスクを高める可能性があります。
- 腎臓への負担: 腎機能の低下を招くリスクも報告されています。
さいごに

「これら全てを避けるなんて無理!」と思われるかもしれません。
確かに、現代社会で添加物をゼロにすることは現実的ではありませんし、神経質になりすぎてストレスを溜めるのも健康によくありません。
大切なのは、「知った上で選ぶ」ことです。
- 商品の裏側の「原材料名」を見る癖をつける。
- 同じ商品なら、添加物が少ないものを選ぶ。
- できるだけ加工度の低い食品(素材そのもの)を食べる。
こうした小さな積み重ねが、あなたの腸内環境を守り、将来の健康へと繋がっていきます。
今日のお買い物から、少しだけ裏側の表示に注目してみませんか?
- 院長
- 斉藤 雅也
- 診療内容
- 内科・消化器科
- 住所
- 〒651-2412
兵庫県神戸市西区竜が岡1-15-3(駐車場18台あり)
(旧:森岡内科医院) - 電話
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- アクセス
- 当院は神戸市西区と明石市の境界付近に位置しており、明石市からも徒歩圏内です。実際に、明石市方面からも多くの患者様(肝臓病・一般内科)にご来院いただいております。駐車場も完備しておりますので、お車での通院も便利です。風邪や生活習慣病など、かかりつけ医としてお気軽にご利用ください。
