- 2月 10, 2026
「雨が降る前は頭が痛い…」その不調、実は「天気頭痛」かも?原因と漢方による対策
はじめに:「明日、雨降るかも」と体で分かる方へ

神戸市西区のさいとう内科クリニック院長の斉藤雅也です。
「天気予報を見ていないのに、頭痛がするから明日は雨だとわかる」
そんな不思議な能力を持て余していませんか?
実はこれ、気のせいではありません。
気圧や湿度などの変化によって体に不調が現れる「気象病(天気頭痛)」と呼ばれるものです。
あるアンケートでは、約60%もの人が「天気の変化で不調を感じたことがある」と回答しているほど、身近な悩みなのです。
今回は、なぜ天気が悪いと頭が痛くなるのか、その意外な正体と、漢方医学的な対策についてお話しします。
1. 正体は「自律神経」と「体のむくみ」
なぜ、空の上の天気が、私たちの体に影響するのでしょうか?
原因は大きく分けて2つあります。
① 自律神経のオーバーワーク

私たちの体は、気温や気圧の変化に合わせて体温や血流を調整しようとします。これをコントロールしているのが「自律神経」です。
春の嵐や梅雨時など、気象条件が激しく変わると、自律神経が「調整しなきゃ!」と働きすぎてしまい、パンクしてしまうのです。
② 漢方で言う「水毒(すいどく)」

漢方医学では、気象病の正体は「水毒」、つまり体内の水分バランスの乱れ(むくみ)だと考えられています。
低気圧が近づくと、体から水分が抜けにくくなり、余分な水が溜まります。
- 血管がむくんで拡張する ⇒ ズキズキ痛む(片頭痛)
- 自律神経が乱れて筋肉がこわばる ⇒ ギューッと締め付けられる(緊張型頭痛)
2. 女性に多いのはなぜ?

「天気頭痛」は、特に月経のある女性に多く見られます。
女性は1ヶ月のサイクルの中でホルモンバランスが大きく変動しており、それだけでも自律神経を使っています。
そこに「気象の変化」という負担が加わることで、容量オーバーになりやすいのです。
また、更年期の方もホルモンバランスのゆらぎから、気象の影響を受けやすくなる傾向があります。
3. 「五苓散」と「汗」で水を巡らせよう
天気頭痛は「体質(感じやすさ)」による部分が大きいため、完全にゼロにすることは難しいですが、上手に付き合う方法はあります。
① 漢方薬「五苓散(ごれいさん)」

「雨が降りそうだな」と感じた時や、頭痛の予兆がある時に、「五苓散」という漢方薬がよく効くことがあります。
これは体内の水分の偏りを調整し、無駄な水を排出してくれるお薬です。片頭痛・緊張型頭痛のどちらにも効果が期待できます。
② 運動で「除湿」する

普段から体に水を溜め込まないことが最大の予防です。
激しい運動でなくて構いません。ウォーキングやストレッチなどで「じわっと汗をかく」習慣をつけ、体の水はけを良くしておきましょう。
まとめ:その「敏感さ」は悪いことではありません

天気の変化を敏感に感じ取れることは、ある種の「才能」や「繊細な個性」でもあります。
「なんで私だけ…」と落ち込まず、「低気圧が来るから、今日は無理せずゆっくり過ごそう」と、体をいたわるサインとして受け取ってみてください。
当院では、鎮痛剤だけでなく、漢方薬による治療もご提案可能です。
雨の日の不調にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
- 院長
- 斉藤 雅也
- 診療内容
- 内科・消化器科
- 住所
- 〒651-2412
兵庫県神戸市西区竜が岡1-15-3(駐車場18台あり)
(旧:森岡内科医院) - 電話
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- 駐車場18台完備!
- アクセス
- 当院は神戸市西区と明石市の境界付近に位置しており、明石市からも徒歩圏内です。実際に、明石市方面からも多くの患者様(肝臓病・一般内科)にご来院いただいております。駐車場も完備しておりますので、お車での通院も便利です。風邪や生活習慣病など、かかりつけ医としてお気軽にご利用ください。
