- 3月 14, 2026
環境の変化にご用心!春に急増する「ギューッと締め付けられる頭痛(緊張型頭痛)」のサイン

ブログをご覧いただきありがとうございます。
神戸市西区のさいとう内科クリニック院長の斉藤雅也です。
「春になると、決まって頭が重くなる」
「夕方になると、頭全体が締め付けられるように痛む」
進学や就職、異動など、生活環境が大きく変わる春。新しい出会いやスタートに胸を弾ませる一方で、知らず知らずのうちに心身にストレスがたまり、「頭痛」というサインとして現れる方が急増します。
特にこの時期に多いのが、頭全体がギューッと締め付けられるような重い痛みを伴う「緊張型頭痛」です。今回は、季節の変わり目に頭痛が起こりやすい理由と、緊張型頭痛の特徴、そして日常でできる具体的な対策についてお伝えします。
なぜ春(季節の変わり目)に頭痛が起こりやすいの?

季節の変わり目は、以下の3つの変化が重なりやすく、私たちの体をコントロールしている「自律神経」のバランスが乱れやすくなります。
1.気圧の激しい変動
春は天気が数日おきに変わることが多く、気圧の上下が短期間で繰り返されます。体がこれに順応しようと自律神経の切り替えが忙しくなり、血管の反応や筋肉の緊張が不安定になります。
2.寒暖差による血管の収縮と拡張
「春に三日の晴れなし」と言われるように、朝晩と日中の気温差が大きい時期です。寒さで血管が収縮し、暖かさで拡張するという切り替えが頻繁に起こることで、頭痛が誘発されやすくなります。
3.生活リズムの変化とストレス
新しい環境での緊張やプレッシャー(精神的ストレス)に加え、引っ越しや残業による睡眠不足(身体的ストレス)が重なると、疲労が回復せず筋肉の緊張が強まります。
あなたの頭痛はどのタイプ?「片頭痛」と「緊張型頭痛」の違い
頭痛を正しく対処するためには、まず自分の頭痛がどのタイプなのかを見極めることが大切です。代表的な2つのタイプを比較してみましょう。
| 特徴 | 緊張型頭痛(春に急増!) | 片頭痛 |
| 痛みの感覚 | 頭全体がギューッと締め付けられるような重い痛み、圧迫感 | ズキズキと脈打つような強い痛み |
| 痛む場所 | 後頭部から首筋、頭全体 | 頭の片側(両側の場合もある) |
| 伴う症状 | 首や肩の強いこり、目の疲れ、フワフワするめまい | 吐き気、嘔吐、光や音・においに敏感になる |
| 動いた時 | 体を動かしても痛みが悪化しにくい(ストレッチで楽になることも) | 体を動かすと痛みが悪化する |
| 主な原因 | 身体的・精神的ストレス、長時間の同じ姿勢(デスクワークなど)、冷え | 気圧の変化、寝不足(または寝すぎ)、女性ホルモンの変動 |
春の環境変化で起こりやすいのは、心身のストレスから首や肩の筋肉が過度に緊張し、血流が悪化して起こる「緊張型頭痛」です。
緊張型頭痛を和らげる!日常でできる3つの対策

「片頭痛」の場合は暗く静かな部屋で安静にすることが基本ですが、「緊張型頭痛」の場合は筋肉の緊張をゆるめ、血流を良くすることが対処のポイントになります。
1. こまめなストレッチと姿勢の改善
デスクワークやスマホ操作で長時間同じ姿勢が続くと、筋肉がこわばります。1時間に1回は立ち上がり、首を回したり、肩甲骨を寄せるように肩を回したりして、筋肉の緊張をほぐしましょう。あごが前に出ない正しい姿勢を意識することも重要です。
2. 温めて血流を促す
緊張型頭痛と相性が良いのが「温めるケア」です。蒸しタオルや温熱シートで首の後ろや肩を温めたり、夜はシャワーで済ませず、ゆっくりと湯船に浸かって全身の血流を良くしたりすることで、筋肉がゆるみ痛みが和らぎやすくなります。
3. 睡眠・食事・水分補給のベースを整える
睡眠不足や空腹は自律神経を乱す大きな原因です。就寝・起床時間をできるだけ一定にし、体内時計を整えましょう。また、水分が不足すると血流が滞りやすくなるため、のどが渇く前にこまめに水分を補給する習慣が大切です。
市販薬に頼りすぎるのは危険?受診の目安

痛みがつらいときに市販の鎮痛薬を使うことは一つの選択肢ですが、「薬の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」には注意が必要です。月に10日以上市販薬を飲んでいる場合、かえって頭痛が慢性化・悪化している可能性があります。
以下のような場合は、自己判断で我慢せず、内科にご相談ください。
- 市販薬を飲んでも効かなくなってきた
- 頭痛が月に15日以上(週に半分以上)ある
- 吐き気やめまいが強く、仕事や家事に支障が出ている
- 【要注意】これまでに経験したことのない突然の激しい頭痛、手足のしびれ、ろれつが回らないなどの症状がある場合(くも膜下出血などの重大な病気の可能性があるため、すぐに救急受診が必要です)
まとめ

春の「ギューッと締め付けられる頭痛」は、頑張っているあなたの体が発しているSOSのサインかもしれません。
「たかが頭痛」と無理を重ねず、こまめなストレッチや温めケアを取り入れて、緊張をほぐしてあげてください。どうしてもつらい時や、頻度が増えてきた時は、一人で抱え込まずにお近くのクリニックへご相談くださいね。
- 院長
- 斉藤 雅也
- 診療内容
- 内科・消化器科
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- 当院は神戸市西区と明石市の境界付近に位置しており、明石市からも徒歩圏内です。実際に、明石市方面からも多くの患者様(肝臓病・一般内科)にご来院いただいております。駐車場も完備しておりますので、お車での通院も便利です。風邪や生活習慣病など、かかりつけ医としてお気軽にご利用ください。
