• 1月 21, 2018
  • 1月 10, 2025

腹部CTよりまずはエコーがベター

皆さん、年に1回くらいは健診など受けておられますか?

健診内容に腹部CT検査が含まれていることがあります。

腹部CT検査は腹部エコー検査より精度が高く描出できるだろうから、腹部CT検査を受けていれば大丈夫と思っておられる方が多いと思います。

しかし、造影剤を使わないCT検査では肝臓がん、胆嚢がん、膵臓がん、腎臓がんなどほとんどのがん種をほぼ検出することはできません。

検出できるのは、例えば、脂肪肝や肝嚢胞、腎嚢胞、腎結石など良性疾患くらいです。

また、造影剤を使ったCT検査でも、がん種ごとに造影タイミングが異なるため、タイミングが外れるとがんの検出ができないことが多いです。

腹部エコー検査なら、消化管ガスのアーチファクトで描出しずらい場面もありえますが、肝臓がん、胆嚢がん、そして膵臓がんの検出に優れています。

腎臓がん、膀胱がん、悪性リンパ腫、腹部大動脈瘤を検出できることも多くあります。

腹部エコー検査でがんが疑われた場合には、次のステップとして、がん種ごとに造影タイミングを合わせたCT検査をお勧めしています。

それこそが早期発見につながるのではと思っております。

毎日を健康にお過ごし頂けますよう、健康不安などありましたら気軽にご相談くださいね。

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