- 5月 25, 2021
- 1月 11, 2025
診察室で手話ができなくてもSuretalkアプリで手話トーク!
病院やクリニックを受診するにあたり、聴覚障害者(ろう者)は、大変困っているだろうなと感じています。
困っている症状を容易に訴えることができないし、それに対する回答を十分に聞き取ることもできないため、手話通訳者と一緒に通院するか、または、手話ができる医療機関を探して通院するしかない状況です。
当院では、手話通訳者と一緒に受診されない場合は、筆談でやり取りをしています。
しかし、筆談では要点しか書く時間が取れないため、双方で伝えたい情報量が限られてしまいます。
ろう者の患者さんに満足してもらえる診療を行うにはどうしたらいいのでしょう?
開院して5年が経過しましたが、ひとつの課題でした。
そこで最近、AIの技術を用いた新しいコミュニケーションツールがプレリリースされました。
パソコン画面に向かって手話をすると、AIが手の動きを読み取り、日本語の文章に変換され表示されます。
また、日本語で発声すると、同じく文章に変換され表示されます。
パソコンの画面を介してではありますが、双方で伝えたいことをよりたくさん伝えることができるようになると思います。
それにより、ろう者の患者さんにとって、より満足してもらえる診療に繋がれば嬉しいです。
現在、このアプリはまだ準備中ですのですぐに使用できませんが、どうやら無料で使用可能になるようすです。
使用可能となれば是非ともこのアプリを診察室で使用したいです。
https://www.suretalk.mb.softbank.jp
AIの技術が医療の現場に反映される日が近いですね。とても楽しみです。