• 11月 11, 2023
  • 1月 11, 2025

実績一覧をアップしました

大学病院勤務のときからずっと、肝臓疾患を専門として診療をさせて頂いています✏️

その中でも特に肝硬変に興味を持って臨床研究を行ってきました。

肝硬変まで進展してしまうと、標準治療では、肝臓が柔らかくなることは無く、その後は肝不全や肝臓癌になる可能性が高くなります。

肝不全とは、

①体が黄色くなる ▶️ 黄疸

②おなかに水が溜まる ▶️ 腹水

③食道や胃に通常見られない静脈瘤ができて破裂し吐血 ▶️ 食道胃静脈瘤破裂

④体が重だるくて起き上がれない ▶️ 倦怠感

⑤足だけではなくおなかもつる ▶️ こむら返り

⑥頭にアンモニアが回ってぼんやりする ▶️ 肝性脳症

のことを指します。

⑥の肝性脳症は、顕在化する前の早期の時期から判断力が低下し、運転にも支障が出てくることが分かっています🚗

僕たちは、肝硬変の患者さんの中で、早期の肝性脳症を有する患者さんの割合を初めて明らかにしました。

また、早期の肝性脳症を有する患者さんに、カルニチンの内服をして頂くことで、早期の肝性脳症が有意に改善し、高次脳機能障害をも改善することを報告しました。

しかし、硬い肝臓が柔らかくなるような標準治療があればいいのですが、まだありません。。

硬い肝臓を少しでも柔らかくする治療があれば前向きに取り組んでいきたいです😊

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