- 8月 26, 2025
慢性疲労症候群とは?
慢性疲労症候群とは?鉛のように体が重い、原因不明の倦怠感の正体

「なんだか最近、体がだるい…」
「熱はないのに、鉛のように体が重くて動けない…」
そんな原因不明の倦怠感に悩まされていませんか?
「ただ疲れているだけだろう」と我慢しているうちに、日常生活に支障が出るほど症状が悪化してしまうケースは少なくありません。特に最近では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症「long COVID」の症状と重なる部分も多いため、不安を感じている方もいるかもしれません。
そうした倦怠感や体調不良には、慢性疲労症候群という病気が隠れている可能性があります。この記事では、この病気について、その特徴や原因、当院での治療アプローチについて詳しく解説します。
慢性疲労症候群は「ただの疲れ」ではありません

「慢性疲労症候群」という名前から、「ただ疲れているだけ」「怠けているだけ」と誤解されてしまうことがありますが、それは大きな間違いです。この病気は、健康だった人が何の前触れもなく、突然激しい倦怠感に襲われ、日常生活を送ることが困難になる、深刻な神経免疫系の病気です。
この病気の主な症状は、次の通りです。
- 重度の疲労感:日常生活に支障が出るほどの、6カ月以上続く疲労感
- 労作後倦怠感:少し体を動かしたり、頭を使ったりするだけで、症状が著しく悪化する
- 非回復性睡眠:十分に睡眠をとっても、疲れが全く取れた気がしない
- 認知機能障害:頭にモヤがかかったような状態(ブレインフォグ)、集中力や思考力の低下
- 起立性調節障害:立ち上がった時にめまいやふらつきを感じる
診断から治療まで、当院でできること

慢性疲労症候群の診断は非常に難しいとされています。なぜなら、診断を確定する検査がなく、他の様々な病気を除外する必要があるからです。
「いくつもの病院を回ったけれど、原因が分からなかった…」
当院にも、そうしたお悩みを抱えて来院される方が多くいらっしゃいます。問診や身体検査、必要に応じた血液検査などで、他の病気が隠れていないかを丁寧に調べ、診断基準に沿って判断します。
残念ながら、この症候群の根本的な治療法はまだ確立されていません。しかし、症状を和らげるための対症療法は存在します。当院では、次のようなアプローチを組み合わせて、患者様の回復をサポートします。
- 生活習慣の改善指導:一人ひとりの体質に合わせた食事内容や、良質な睡眠をとるための方法をアドバイスします。
- 段階的運動療法:専門家の指導のもと、無理のない範囲で少しずつ運動負荷を上げていくプログラムを提案します。
倦怠感に悩んだら、まずご相談ください

「体がだるい」「疲れが取れない」という症状は、単なる疲労から、自律神経失調症やうつ病など様々な病気まで、その背景には多くの原因が考えられます。
特に、倦怠感が1週間以上続く場合や、日常生活に支障をきたしている場合は、決して放置せず、お早めに医療機関を受診してください。
さいとう内科クリニックでは、慢性疲労症候群の診断から、一人ひとりの症状に合わせた治療を提供しています。「どこに行っても原因が分からない」と諦めず、一度ご相談にいらしてください。