• 8月 26, 2025

「高血圧、もう諦めない!神戸市西区で無理なく続けられる生活習慣改善と最新治療」

症状がなくても要注意!「サイレントキラー」高血圧と賢く向き合う方法

「血圧が高いと診断されたけれど、特に症状はないから大丈夫だろう」

そう考えている方は少なくありません。しかし、その油断が大きな病気につながる可能性があります。高血圧は、目立った自覚症状がないまま進行し、心臓や脳、腎臓といった重要な臓器に深刻なダメージを与えることから、「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれています。

今回は高血圧の基本的な知識から、日常生活で実践できる対策、そして当院で提供できるサポートについてご紹介します。


そもそも「高血圧」とは?

血圧とは、心臓から送り出された血液が、血管の壁にかける圧力のことです。心臓が収縮して血液を送り出すときの圧力が収縮期血圧(最高血圧、上の血圧)、心臓が拡張して休んでいるときの圧力が拡張期血圧(最低血圧、下の血圧)です。

高血圧とは、この血圧が正常値よりも高い状態が慢性的に続く病気です。

血圧の診断には、病院で測る「診察室血圧」と、ご自宅で測る「家庭血圧」の2種類があり、それぞれ基準値が異なります。

  • 診察室血圧: 140/90mmHg以上
  • 家庭血圧: 135/85mmHg以上

どちらか一方でも基準値を超えている場合は、高血圧と診断されます。


放置するとどうなる?高血圧が引き起こす病気

高血圧が長期間続くと、血管は常に高い圧力を受け、次第に弾力性を失って硬くなります。これが「動脈硬化」です。動脈硬化が進行すると、血管が詰まったり破れたりするリスクが高まり、以下のような命に関わる病気を引き起こすことがあります。

  • 脳血管疾患: 脳梗塞、脳出血など
  • 虚血性心疾患: 狭心症、心筋梗塞など
  • 腎臓病心不全

日本人の通院者数が最も多い病気が高血圧症であることからも、多くの人がこの問題に直面していることがわかります。


高血圧の原因と日常生活でできること

高血圧の約90%は、遺伝や体質に加えて、日々の生活習慣が複雑に絡み合って起こる「本態性高血圧」です。つまり、生活習慣を見直すことが、高血圧予防や改善の鍵となります。ご自身の生活習慣をチェックして、できることから始めてみましょう。

1. 食事の改善

  • 減塩: 1日の塩分摂取量は6g未満が目標です。麺類の汁は残す、出汁や薬味で風味を活かすなどの工夫が効果的です。
  • カリウムを摂る: 野菜や果物、大豆製品に豊富なカリウムは、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。(※腎臓に疾患のある方は、カリウム摂取に注意が必要です)
  • DASH: 野菜・果物・低脂肪乳製品を多く摂り、脂肪分を抑えた食事が推奨されています。

2. 適正体重の維持

肥満は高血圧の大きな原因の一つです。BMI(体重kg ÷ 身長m ÷ 身長m)を25未満に保つことを目標にしましょう。

3. 運動習慣

毎日30分以上、または週に合計180分以上の有酸素運動(ウォーキングやジョギングなど)が推奨されています。

4. 飲酒・喫煙の見直し

  • お酒: 過度な飲酒は血圧を上昇させます。男性は1日あたりアルコール25gまで、女性は20gまでに抑えましょう。
  • たばこ: 喫煙は血管を収縮させ、動脈硬化を進行させます。禁煙は高血圧対策の第一歩です。

5. 日常生活のちょっとした工夫

  • 寒さ対策: 寒い脱衣所やトイレでの急な温度変化は、血圧を急上昇させます。暖房や着衣で温度差を少なくしましょう。
  • 入浴: 42℃以上の熱いお湯は避け、40℃程度のぬるめのお湯に5~10分程度浸かるのがおすすめです。
  • 睡眠:寝不足は翌朝の急激な血圧上昇をもたらします。可能な限り、早寝早起きを心掛けましょう。疲れている日は普段より早めに就寝しましょう。
  • 排便: 排便時の「いきみ」は血圧を大きく上げるため、日頃から食物繊維を摂るなどして便秘を予防しましょう。
  • 気分転換:過労やストレスは翌朝の血圧上昇につながります。自分自身で楽しいなと思えることを、少しの時間でもいいので、生活の中に取り入れる工夫をしてみましょう。例えば、好きな音楽を聴くとか、好きなテレビを見るとか、おいしい紅茶を飲んでリフレッシュするとか、マッサージチェアでマッサージをするとかはいかがでしょうか。

治療の第一歩は「家庭での血圧測定」

高血圧の診断や治療において、ご自宅で測る家庭血圧は非常に重要な情報です。特に、病院では正常値でも自宅で血圧が高い「仮面高血圧」や、早朝に血圧が急上昇する「早朝高血圧」は、家庭血圧を測ることでしか発見できません。

  • 測定のコツ: 朝起きて排尿して朝食前に血圧測定をしましょう。可能なら寝る前にも測定しましょう。月の血圧の平均値も記録しておきましょう。

さいとう内科クリニックからのお知らせ

血圧の治療目標は、年齢や合併症(糖尿病、腎臓病など)の有無によって一人ひとり異なります。

  • 75歳未満の方: 診察室血圧で130/80mmHg未満
  • 75歳以上の方: 診察室血圧で140/90mmHg未満

診察室血圧も大切ですが、家庭血圧の方がもっと大切です。これらの目標達成に向けて、さいとう内科クリニックでは患者様一人ひとりの状態に合わせた治療プランを提案しています。家庭血圧をみながら、季節によって必要に応じて降圧薬を変更させて頂きながら血圧調整をさせて頂いています。ご自身の目標血圧値や、具体的な生活習慣の改善方法について、ぜひお気軽にご相談ください。

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