- 6月 3, 2026
【梅雨のどんより不調】だるさやお腹の張り、原因は脳ではなく「胃腸の冷え」かも?

こんにちは。
神戸市西区のさいとう内科クリニック院長の斉藤雅也です。
6月に入り、さっそく台風6号が到来し、どんよりとした曇り空や雨の日が増える季節になりました。この時期になると、「なんとなく体がだるくて重い」「お腹が張ってスッキリしない」「お腹を壊しやすくなった」といった、ちょっとした体調の変化を感じる方がとても多くなります。
「五月病の延長かな?」「気の持ちようかも……」と脳や心のせいにしがちですが、実はその不調、お腹の中の「胃腸の冷え(内臓冷え)」が原因かもしれません。
今回は、梅雨の体調不良と自律神経、そして意外と見落としがちな「内臓の冷え」のメカニズムと、今日からすぐに実践できるお腹のケア方法について分かりやすく解説します。
■1. 梅雨のどんより感とお腹の深い関係

なぜ、梅雨の時期はお腹のコンディションが崩れやすくなるのでしょうか。その背景には、この時期特有の「気圧」と「湿度」の変化、そしてそれに伴う自律神経の乱れがあります。
- 気圧のアップダウンによるストレス:梅雨時は低気圧が停滞しやすく、外の気圧が急激に変わることで、身体が対応しようと緊張モード(交感神経)に傾きがちになります。
- 腸のぜん動運動のボタン掛け違い:腸がリラックスして便を先へ押し出す動き(ぜん動運動)は、本来、心身がリラックスしている時(副交感神経が優位な時)に活発になります。しかし、夏前の蒸し暑さや気圧ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、腸の動きがピタッと止まってお腹が張ったり、逆に過剰に動いてお腹が緩くなったりしてしまうのです。
さらに、現代のライフスタイルならではの「冷え」が加わることで、お腹の元気が低下しやすくなります。
■2. 気がつかないうちに冷えている?「内臓冷え」の盲点

梅雨時から夏にかけて、私たちは知らず知らずのうちに胃腸を直接冷やしてしまう習慣を重ねてしまいがちです。
- 冷たい飲食の心地よさ:蒸し暑くなってくると、氷の入ったドリンクや冷たい麺類などを好んで口にするようになります。これにより、胃や腸の粘膜が内側から直接冷やされます。
- エアコン(冷房)による外からの冷え:6月に入るとオフィスや自宅で冷房が本格的に稼働し始めますが、外気温との温度差が激しくなるため、自律神経がさらに疲れ、全身の血流が滞りやすくなります。
胃や腸といった内臓の温度が下がると、食べ物を消化・吸収するための酵素の働きが低下します。その結果、食べたものがうまく消化されずに腸内で異常発酵を起こし、大量のガスが発生して「お腹の張り」やゴロゴロとした不快感を招く原因になるのです。
■3. お腹の中からポカポカに!「冷えスイッチ」をオフにする3つの引き算・足し算

胃腸の冷えと自律神経の乱れをリセットし、お腹の健やかなリズムを維持するためには、日頃からのちょっとしたライフスタイルの見直しが近道です。
① 飲み物は「常温以上」を基本にする
冷蔵庫から出したばかりの冷たい水や麦茶は、一気にお腹を冷やす原因になります。日中デスクに置く水分は、常温の水や、温かい白湯・ノンカフェインのお茶(麦茶やハト麦茶)をチョイスしてみましょう。
② 食事に「温め食材」をちょい足しする
薬味として大活躍するしょうがやネギ、にんにく、大葉などは、胃腸の血流を良くして内臓を内側から温めてくれる優秀な食材です。梅雨時こそ、温かい味噌汁やスープにこれらの薬味を少しプラスして、お腹を内側から応援してあげましょう。
③ 湯船にゆっくり浸かって自律神経をリセット
暑いからとシャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯(38〜40℃程度)にじっくり浸かることで、冷房で冷え切った身体の芯(内臓)がじんわりと温まります。さらにリラックスモードに切り替わるため、夜間の腸のメンテナンスがスムーズに行われるようになります。
■4. あなたのお腹はどのタイプ?

「温かいものを食べているつもりなのに、お腹の張りがスッキリしない」
「季節の変わり目になると、いつもお腹の調子を崩してしまう」
お腹の悩みや、環境の変化による便通の乱れ方は、一人ひとりの体質や腸内環境によって大きく異なります。水分や食物繊維のバランス、あるいは腸内細菌との相性が間違っていると、良かれと思って始めた一般的な腸活が、かえってお腹の負担になってしまうこともあるのです。
■まとめ

梅雨時の重だるさやお腹の張りは、あなたの身体や胃腸が冷えと戦っているサインです。「時間だから」と冷たいものを無理に詰め込むのを少しお休みして、お腹を中から温める優しい健康法を意識してみましょう。お腹が温まり、バランスが整えば、身体の重だるさも自然とスッキリしていくはずです。
なお、食事や生活習慣を見直しても、数週間以上頑固なお腹の滞りや緩みが続く場合や、激しい腹痛・お腹の張りが治まらない場合は、単なる一時的な不調ではなく、お腹に隠れた大きなトラブルのサインかもしれません。「たかがお腹の不調」と一人で我慢なさらず、どうぞお気軽にさいとう内科クリニックまでご相談ください。
- 院長
- 斉藤 雅也
- 診療内容
- 内科・消化器科
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- 当院は神戸市西区と明石市の境界付近に位置しており、明石市からも徒歩圏内です。実際に、明石市方面からも多くの患者様(肝臓病・一般内科)にご来院いただいております。駐車場も完備しておりますので、お車での通院も便利です。風邪や生活習慣病など、かかりつけ医としてお気軽にご利用ください。
