• 10月 1, 2026

便が細い、血が混じる、それって大腸がんのサイン〜便通異常と大腸がんの関係を消化器病専門医が解説

こんにちは。

神戸市西区のさいとう内科クリニック院長の斉藤雅也です。

最近なんとなく便の調子が悪い、そんな何気ない変化が、大腸がんの初期サインであることがあります。

大腸がんは日本のがん死因の上位に入る疾患ですが、早期発見できれば高い確率で治癒が可能です。今回は、便通異常と大腸がんの関係について、見逃せないサインを解説します。

■1. 大腸がんの初期症状に便通異常が多い理由

大腸(結腸、直腸)はS字状に折れ曲がりながら便を出口へ運ぶ管状の臓器です。がんが腸壁に発生すると、腸管が狭くなったり、便の通過が妨げられたり、出血が起きたりします。そのため、便の形、色、回数、硬さの変化が初期症状として現れることが多いのです。

■2. 見逃したくない:大腸がんを疑う便通異常のサイン

  • 便が細くなった: 直腸や肛門近くにがんがあると、腸管が狭くなり便が鉛筆のように細くなります。急激な変化がある場合は特に注意が必要です。
  • 血便、粘血便が出る: 便に赤い血や暗赤色の血が混じる場合、直腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎などが疑われます。痔からの出血だろうと放置する方がいますが、大腸がんと痔は自分では区別がつきません。必ず内視鏡で確認をしましょう。
  • 下痢と便秘を繰り返す: がんが腸管をふさぎかけているとき、下痢と便秘が交互に起こることがあります。
  • 排便後すっきりしない: 直腸にがんがあると、排便後も便が残っている感覚が続きます。
  • 便の色が黒い(タール便): 上部消化管(胃、十二指腸)からの出血が疑われます。大腸だけでなく胃にも問題がある可能性があります。
  • 体重減少、貧血、倦怠感がある: がんが進行すると、慢性出血による貧血や代謝異常から体重が落ちることがあります。

■3. 大腸がんと他の疾患の見分け方

便通異常の原因は大腸がんだけではありません。過敏性腸症候群、痔、感染性腸炎、クローン病、潰瘍性大腸炎なども同様の症状を起こします。これらを区別するために最も重要な検査が大腸内視鏡検査(大腸カメラ)です。内視鏡では、腸内を直接カメラで観察し、疑わしい部位の細胞を採取(生検)して病理診断できます。

■4. 定期的な大腸内視鏡検診が命を守る

日本消化器病学会は、大腸がんリスクの高い40歳以上の方に対して定期的な大腸内視鏡検査を推奨しています。特に大腸がんの家族歴がある、便潜血検査が陽性だった方は優先的に受診が必要です。さいとう内科クリニックでは大腸内視鏡検査を行っておりませんので、大腸内視鏡検査が必要と判断される場合には、明石市のJR大久保駅北口すぐにある分院「たなか内科クリニック」と連携し、スムーズに検査を受けていただける体制を整えております。

■5. よくあるご質問

Q. 大腸がんは何歳から気をつければいいですか。

A. 40歳以上から急激にリスクが上がります。ただし、家族歴がある場合は30代からの検診が推奨されています。便潜血検査は毎年受けることが望ましいです。

Q. 痔と大腸がんの血便は見分けられますか。

A. 症状だけでは判断が難しく、大腸内視鏡検査でしか確実に鑑別できません。痔だろうと自己判断するのは危険です。

Q. 大腸内視鏡検査はどこで受けられますか。

A. さいとう内科クリニックでは大腸内視鏡検査を行っていないため、精密検査として大腸内視鏡検査が必要な場合は、同じ医療法人の分院である「たなか内科クリニック(明石市大久保駅すぐ)」をご紹介し、密に連携して、なるべく早く検査を受けられるように対応しております。

■まとめ

便が以前より細くなった、血便がみられる、便秘と下痢を繰り返す、排便後も便が残っているように感じるといった変化は、軽視せず経過を確認することが大切です。これらの症状は痔などの良性疾患でも起こりえますが、症状だけで原因を鑑別することはできません。自己判断で決めつけず、必要に応じて医療機関に相談してください。

原因を鑑別するため、状況に応じて便潜血検査や大腸内視鏡検査などが検討されます。どの検査が適切かは、年齢、症状、既往歴などを踏まえて医師が判断します。症状が続く、悪化する、または意図しない体重減少や貧血を伴う場合は、早めに医療機関を受診してください。強い腹痛や多量の出血などがある場合には、速やかな受診が必要です。

便が細くなった、血便が続く、便通が不規則になった、そんな変化を感じたら、放置せずに当院にご相談ください。さいとう内科クリニックでは腹部エコー検査などでしっかりと状態を確認し、大腸内視鏡検査が必要な場合は明石市のJR大久保駅すぐにある分院のたなか内科クリニックと連携してスムーズにご案内いたします。早期発見が治癒への近道です。

医療法人社団好也会 さいとう内科クリニック
医療法人社団好也会 さいとう内科クリニック 外観
院長
斉藤 雅也
診療内容
内科・消化器内科
住所
〒651-2412
兵庫県神戸市西区竜が岡1-15-3(駐車場18台あり)
(旧:森岡内科医院)
電話
078-967-0019
携帯
080-7097-5109
電車
JR山陽本線「魚住駅」から車で約9分
JR山陽本線「大久保駅」から神姫バス天郷停留所(約11分)下車、徒歩5分
車
第二神明道路大久保インターから約1分
駐車場
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アクセス
当院は神戸市西区と明石市の境界付近に位置しており、明石市からも徒歩圏内です。実際に、明石市方面からも多くの患者様(肝臓病・一般内科)にご来院いただいております。駐車場も完備しておりますので、お車での通院も便利です。風邪や生活習慣病など、かかりつけ医としてお気軽にご利用ください。