- 9月 1, 2026
ピロリ菌を放置するとどうなる?胃がんリスクと胃カメラ・除菌治療の全容を消化器病専門医が解説

こんにちは。
神戸市西区のさいとう内科クリニック院長の斉藤雅也です。
「ピロリ菌に感染していると言われたが、症状がないから大丈夫だろう」と思っていませんか?ピロリ菌(Helicobacter pylori)は胃の中に住みつく細菌で、長期間放置すると胃がん発症リスクを5〜10倍に高めることが国内外の研究で明らかにされています。今回は消化器病専門医の視点から、ピロリ菌と胃がんリスク、検査・除菌治療の全容を解説します。
■ ピロリ菌とは?感染するとどうなるのか

ピロリ菌はらせん形をした細菌で、胃の強酸性環境でも生きられる特殊な能力を持っています。日本人の感染率は50歳以上では50〜70%と高く、多くは幼少期(口移しなど)に感染し、そのまま慢性的に胃内に住みつきます。
感染すると、以下の順番で長い年月をかけて進行することがあります。
- 慢性胃炎
- 萎縮性胃炎
- 胃粘膜の腸上皮化生
- 胃がん
特に「萎縮性胃炎」の状態になると、胃がん発症リスクが大幅に高まります。WHO(世界保健機関)はピロリ菌を「確実な発がん因子(グループ1)」に分類しています。
■ ピロリ菌検査の種類と選び方

ピロリ菌の検査方法は大きく「内視鏡を使う方法」と「使わない方法」に分かれます。
・内視鏡を使う方法(確実性が高い): 迅速ウレアーゼ試験(RUT)、組織鏡検法
・内視鏡不使用の方法(外来で簡便に実施可能):
- ①尿素呼気試験(UBT)→ 精度が高く除菌判定にも使用される
- ②抗体検査(血液・尿)→ スクリーニングとして有用
- ③便中抗原検査→ 感度・特異度が高く、除菌判定にも使用可能
一般的に、初めてピロリ菌を調べる場合は胃カメラと同時に内視鏡的検査を、除菌後の判定は尿素呼気試験または便中抗原検査が推奨されます。当院では胃カメラとピロリ菌検査をワンストップで行っています。
■ 除菌治療 — 1週間の服薬で何が変わるのか

ピロリ菌の除菌治療は、現在「三剤併用療法」が標準治療です。プロトンポンプ阻害薬(胃酸を抑える)+アモキシシリン+クラリスロマイシンを1週間服用します。
1次除菌の成功率は70〜85%で、失敗した場合は2次除菌で成功率がさらに上がります。除菌成功後の変化として、胃炎の改善、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発リスクの大幅低下、胃がん発症リスクの低下(除菌が早いほど効果大)が挙げられます。ただし、すでに萎縮性胃炎・腸上皮化生が進んでいる場合は除菌後も胃がんリスクがゼロになるわけではないため、定期的な胃カメラでの経過観察が必要です。
■ さいとう内科クリニックの苦痛の少ない胃カメラとは

胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)を怖がる方の多くは「おえつが強い」「苦しい」というイメージをお持ちです。当院では、ご希望があれば、以下のいずれかを選ぶことができます。
- 極細スコープ(経鼻内視鏡): 鼻から挿入するため、おえつが起きにくい
- 鎮静剤(眠り薬)を使用した検査: ウトウトした状態で検査を受けられる
ピロリ菌検査・除菌も含めたワンストップの消化器病診療を提供しています。「胃カメラが苦手で検査を避けてきた」という方も、ぜひご相談ください。
■ よくあるご質問

Q: ピロリ菌除菌後に便通が変わることはありますか?
A: はい。ピロリ菌除菌治療に使う抗生物質は、腸内細菌叢にも影響を与えます。除菌後1〜2ヶ月は下痢・軟便・腹部不快感が出ることがあります。これは善玉菌が一時的に減少するためで、整腸剤(ビオフェルミン・ミヤBMなど)とヨーグルトで腸内環境の回復を助けることができます。
Q: ピロリ菌の除菌後も胃カメラを受ける必要はありますか?
A: 除菌成功後も、萎縮性胃炎・腸上皮化生が進んでいる場合は胃がんリスクがゼロにはなりません。日本消化器病学会のガイドラインでは、除菌後は1年に1回の胃カメラによる経過観察が推奨されています。特に50歳以上で除菌した方は胃カメラによる定期検査が重要です。
Q: ピロリ菌の感染を調べる簡単な方法はありますか?
A: 外来で最も簡便な検査は「尿素呼気試験(UBT)」です。専用のカプセルを飲んで呼気を採取するだけで、約20分で結果が出ます。血液・尿による抗体検査でも調べられますが、過去に感染し、除菌が成功した場合でも陽性になることがあります。当院では胃カメラと合わせた検査を推奨しています。
■ まずは、さいとう内科クリニックにご相談ください

さいとう内科クリニックでは、苦痛の少ない胃カメラ(経鼻・鎮静剤対応も可能)によるピロリ菌検査・除菌治療を行っています。「健診でピロリ菌陽性と言われた」「胃の不調が続く」「除菌後の経過を見てほしい」という方は、神戸市西区・明石市からもアクセス便利な当院にお気軽にご相談ください。院内処方・無料駐車場18台完備です。
- 院長
- 斉藤 雅也
- 診療内容
- 内科・消化器内科
- 住所
- 〒651-2412
兵庫県神戸市西区竜が岡1-15-3(駐車場18台あり)
(旧:森岡内科医院) - 電話
- 078-967-0019
- 携帯
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JR山陽本線「大久保駅」から神姫バス天郷停留所(約11分)下車、徒歩5分 - 車
- 第二神明道路大久保インターから約1分
- 駐車場
- 駐車場18台完備!
- アクセス
- 当院は神戸市西区と明石市の境界付近に位置しており、明石市からも徒歩圏内です。実際に、明石市方面からも多くの患者様(肝臓病・一般内科)にご来院いただいております。駐車場も完備しておりますので、お車での通院も便利です。風邪や生活習慣病など、かかりつけ医としてお気軽にご利用ください。
