• 7月 22, 2026

2026年10月開始!75歳以上のインフルエンザ予防に新しい選択肢。高用量ワクチン「エフルエルダ」と今年の対策

皆さんこんにちは。
神戸市西区のさいとう内科クリニック院長の斉藤雅也です。

インフルエンザの予防接種に関する新しいニュースが届きました。

2026年10月1日より、インフルエンザの定期接種において新たな選択肢が加わります。特に75歳以上の方にとって非常に重要な情報となりますので、今年の流行予測と併せてぜひご一読ください。

【警戒】今年のインフルエンザは「異例の流行」と「変異株」に注意

当院のブログでもお伝えしている通り、近年はコロナ禍を経たことによる社会全体の「免疫ギャップ」や、猛暑による長期間のエアコン使用(低温・乾燥環境)が流行を後押しし、16年ぶりの異例の早さで警報レベルに到達するなど、インフルエンザの脅威が増しています。 さらに、これまでの抗体が効きにくいとされる新たな変異株「サブクレードK」が国内で確認されていることも大きな懸念材料です。だからこそ、今年はこれまで以上に「感染しない・重症化させない」ための強力な備えが求められています。

■ 75歳以上の方は「2つのワクチン」から選べるようになります

これまで定期接種で使用されていたのは「標準量」のインフルエンザワクチンのみでしたが、2026年10月からは、75歳以上の高齢者の方に限り、従来の標準量ワクチンか、新たに登場した「高用量インフルエンザワクチン(エフルエルダ)」のどちらかを選択して接種できるようになります。

高用量インフルエンザワクチン「エフルエルダ」とは?

年齢を重ねると、加齢による免疫機能の低下(免疫老化)により、若い頃と同じようにワクチンを打っても十分な予防効果が得られにくくなることがわかっています。 そこで、高齢者の免疫反応をより高めるために、ワクチンの有効成分(HA抗原量)を従来の標準量ワクチンの「4倍」に増やしたのが「エフルエルダ」です。海外の大規模な臨床試験では、標準量のワクチンと比較してインフルエンザの発症を約24%減少させたという結果が出ており、強力なウイルスと戦う力が作られることが確認されています。

接種方法と「痛み」に関する当院からのアドバイス

従来のインフルエンザワクチンは「皮下注射」ですが、エフルエルダは「筋肉内注射」となります。 当院では従来より、注射が苦手な方のために「30ゲージの極細針」を使用した痛みの少ない皮下注射にこだわってまいりました。一方で、エフルエルダは有効成分が4倍含まれており筋肉内注射となるため、従来のワクチンと比べて注射した部分の痛み(約48%)や腫れ、筋肉痛、だるさなどの副反応がやや多く出やすい傾向があります。 「今年の変異株に備え、より高い予防効果を期待して高用量を選ぶか」「痛みの少ない当院こだわりの極細針による従来型を選ぶか」、ご自身の健康状態やご希望に合わせてお選びください。

【命を守る】インフルエンザワクチンと一緒に「肺炎球菌ワクチン」を接種しましょう

高齢者の方がインフルエンザにかかった際、最も恐ろしい合併症が「肺炎」です。そのため、当院ではインフルエンザ予防と併せて「肺炎球菌ワクチン」の接種を強く推奨しております。 神戸市にお住まいの方は、公費(4,000円)で打てる「ニューモバックス」のほか、一生モノの強い免疫がつく最新型「プレベナー20(自費)」という選択肢もございます。インフルエンザワクチンとの同時接種も可能ですので、ぜひこの機会にご検討ください。

対象者と費用について

エフルエルダの公費助成が受けられるのは「75歳以上」の方となります。 接種日時点で神戸市に住民登録がある75歳以上の方は、助成が適用され、自己負担額5,000円(予定)でエフルエルダを接種していただくことができます。(※生活保護世帯、市民税非課税世帯等の方は無料となります。) ※明石市にお住まいの患者様の費用・助成内容につきましては、お住まいの自治体のご案内をご確認いただくか、当院までお気軽にお問い合わせください。

新ワクチンに関するよくあるご質問(Q&A)

Q1:従来のワクチンとエフルエルダ、どちらを選べばいいですか?

A:インフルエンザの予防効果(かかりにくさ・重症化のしにくさ)を最優先される場合は「エフルエルダ」がおすすめです。一方、注射の痛みや接種後の副反応をなるべく避けたい方、当院の「極細針」での接種をご希望の方には「従来のワクチン」をおすすめします。

Q2:エフルエルダも痛みの少ない「極細針」で打ってもらえますか?

A:申し訳ございません。エフルエルダは「筋肉内注射」専用であり、液量も多いため、当院の皮下注射用の極細針(30ゲージ)は使用できません。そのため、従来型よりも痛みを感じやすい点をご理解いただけますと幸いです。

Q3:75歳未満ですが、エフルエルダを打つことはできますか?

A:60歳〜74歳の方でも接種自体は可能ですが、公費助成の対象外となるため全額自己負担(任意接種)となります。

Q4:他のワクチンと同時に接種することはできますか?

A:はい、可能です。新型コロナワクチンや、先ほどご紹介した肺炎球菌ワクチンとの同時接種が認められています。ご希望の方はご予約時にお申し出ください。

Q5:接種後に副反応が出た場合はどうすればいいですか?

A:注射した部分の痛みや腫れ、軽いだるさなどは、通常数日以内に自然に治まります。もし数日経ってもよくならない場合や、激しい症状があらわれた場合は、速やかに当院へご連絡ください。

ご予約方法

「エフルエルダ」を含む今シーズンのインフルエンザワクチンのご予約は、現在まだ受付を開始しておりません。 具体的な予約開始時期や接種スケジュールが決定いたしましたら、改めて当院のホームページ(お知らせやブログ)にてご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。

どちらのワクチンが良いか迷われる場合や、肺炎予防についてのご相談など、ご不明な点がございましたら、当院までお気軽にお声がけください。

医療法人社団好也会 さいとう内科クリニック
医療法人社団好也会 さいとう内科クリニック 外観
院長
斉藤 雅也
診療内容
内科・消化器科
住所
〒651-2412
兵庫県神戸市西区竜が岡1-15-3(駐車場18台あり)
(旧:森岡内科医院)
電話
078-967-0019
携帯
080-7097-5109
電車
JR山陽本線「魚住駅」から車で約9分
JR山陽本線「大久保駅」から神姫バス天郷停留所(約11分)下車、徒歩5分
第二神明道路大久保インターから約1分
駐車場
駐車場18台完備!
アクセス
当院は神戸市西区と明石市の境界付近に位置しており、明石市からも徒歩圏内です。実際に、明石市方面からも多くの患者様(肝臓病・一般内科)にご来院いただいております。駐車場も完備しておりますので、お車での通院も便利です。風邪や生活習慣病など、かかりつけ医としてお気軽にご利用ください。